皆さん、こんにちは!
毎年、シーズン終盤になると野球ファンの間で大きな話題となるのが、MVPやサイ・ヤング賞といった個人タイトルの行方です。しかし、それらと同じくらい、あるいはそれ以上に未来への期待を込めて注目される賞があります。
それが、その年に最も活躍した新人選手に贈られる「新人王(Rookie of the Year)」です。
今回は、この新人王がどれだけ特別な賞なのか、詳しく見ていきましょう!
1. 「新人王(Rookie of the Year)」とは?
新人王とは、その名の通り、アメリカン・リーグとナショナル・リーグの両リーグから、その年に最も活躍した新人選手を1名ずつ選出する賞です。
過去の受賞者には、デレク・ジーター、アルバート・プホルス、マイク・トラウト、そして日本の野茂英雄、佐々木主浩、イチロー、大谷翔平といった、球史に名を刻むスーパースターたちがずらりと並びます。新人王を獲得することは、未来のスーパースターへの登竜門なのです。
2. 「新人」の条件とは?意外と複雑な資格
では、どのような選手が「新人」として扱われるのでしょうか? 実は、「メジャー1年目=新人」というほど単純ではありません。以下の両方の条件を満たしている必要があります。
- メジャーリーグでの打席数・投球回数
- 野手の場合: 前年までのメジャー通算打席が130打席以下
- 投手の場合: 前年までのメジャー通算投球回が50イニング以下
- メジャーリーグでの在籍日数(アクティブ・ロースター登録日数)
- 前年までのメジャー通算在籍日数が45日以下
例えば、昨シーズンの終盤に少しだけメジャーでプレーした選手でも、この基準を超えていなければ、今年も新人王の資格を持ち続けることになります。
まとめ
新人王レースは、チームの順位争いと並行して進む、もう一つのエキサイティングな物語です。
今日活躍したルーキーが、5年後、10年後にはリーグを代表するスーパースターになっているかもしれません。そんな未来への期待を胸に、若き才能たちのプレーに注目してみると、MLB観戦はさらに味わい深いものになるはずです。
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