日本とどう違う?メジャーリーグの「応援スタイル」を徹底解説!

コラム・雑談

皆さん、こんにちは!

メジャーリーグの球場に初めて足を運んだ日本の野球ファンが、まず最初に驚くこと。それは、応援のスタイルが日本と全く違うことです。

日本のプロ野球(NPB)が誇る、応援団のトランペットに合わせて球場全体が一体となる「組織的な応援」も素晴らしいですが、MLBにはMLBならではの、自由で個性的な応援文化があります。

今回は、その日米の応援スタイルの違いを知り、MLB観戦を100倍楽しむためのポイントをご紹介します!

選手ごとの「応援歌」は存在しない

まず最大の違いは、MLBには選手一人ひとりの応援歌がないことです。

日本では、各打者が打席に入ると、その選手の応援歌をファンが合唱するのがお決まりですよね。しかし、MLBでは、選手が登場する際に本人が選んだ好きな曲(Walk-up song)が球場で流れるのが一般的です。ファンは、その曲に合わせて手拍子をしたり、口ずさんだりして選手を迎えます。

【楽しみ方のポイント】

  • 選手の登場曲に耳を傾けてみましょう!その選手の個性やセンスが感じられて非常に面白いです。
  • ヒットが出た時やチャンスの場面では、オルガン演奏に合わせて「Let’s Go, [チーム名]!」というシンプルなチャント(掛け声)が球場全体で自然発生します。この一体感は最高ですよ!

「応援団」はおらず、応援は”個人参加型”

日本の外野席を陣取るような、トランペットや太鼓を鳴らして応援をリードする「応援団」は、MLBには存在しません。

日本の応援が、応援団のリードに合わせてファン全員で声を出す「合唱型」だとすれば、MLBの応援は、ファン一人ひとりが思い思いの方法で感情を表現する「個人参加型」です。

  • 良いプレーには: 惜しみない拍手と、スタンディングオベーション(総立ちでの拍手)で選手を称えます。
  • 悪いプレーには: 自チームの選手に対しても、容赦ないブーイングが浴びせられることも。これも、ファンが本気でチームを愛している証拠です。
  • 審判の判定には: 納得がいかない判定には、球場全体から不満の声が上がります。指笛を鳴らすファンも多いです。

【楽しみ方のポイント】

  • 周りの目を気にする必要は全くありません。良いプレーには思いっきり拍手をし、悔しい場面では大きなため息をつく。その場の空気と感情を、素直に表現するのがMLB流の楽しみ方です。

「7回」のお楽しみと、イニング間のイベント

日本の「ラッキーセブン」では、球団歌を歌いながらジェット風船を飛ばしたり、傘を振ったりと、各球団で趣向を凝らした応援が行われます。

MLBにも7回のお楽しみはありますが、少しスタイルが違います。

  • “Take Me Out to the Ball Game”の大合唱
    • 7回表が終了すると、球場全体で「私を野球に連れてって(Take Me Out to the Ball Game)」という、アメリカの野球ファンなら誰もが知っている歌を大合唱するのが伝統です。
  • 豊富なイニング間イベント
    • 「Kiss Cam(キス・カム)」:カメラに映されたカップルがキスをする。
    • マスコットによるレースやダンス対決。
    • Tシャツバズーカ:マスコットが客席にTシャツを撃ち込む。
    • このように、試合の合間もファンを飽きさせないエンターテイメントが満載です。

【楽しみ方のポイント】

  • “Take Me Out to the Ball Game”の歌詞は非常にシンプルなので、ぜひ覚えて一緒に歌ってみましょう!一体感を味わえます。
  • イニング間は、グラウンドだけでなく、ぜひバックスクリーンにも注目してみてください。

まとめ

日本の応援スタイルが「調和と一体感の美学」だとすれば、MLBの応援スタイルは「自由と個性のエンターテイメント」と言えるかもしれません。

どちらが良いというわけではなく、それぞれに素晴らしい魅力があります。 MLBの球場では、難しい応援歌を覚える必要はありません。ただ、目の前のプレーに一喜一憂し、その場の雰囲気を楽しむ。それこそが、最高の応援の仕方なのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました