【2025年最新版】メジャーリーグで活躍する日本人選手まとめ

日本人選手

2025年シーズンも、日本人メジャーリーガーの活躍が注目されています!
この記事では、今シーズンのMLBで活躍している日本人選手をご紹介します。
※情報は2025年7月時点のものです。

投手編

大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)

2024年のシーズンを右肘のトミー・ジョン手術のリハビリに費やしたロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、2025年、満を持して投手としてマウンドに帰ってきました。シーズン前半は慎重を期して調整を進め、後半戦からの本格的な「二刀流」復活に向け、着実に歩みを進めています。

年度登板数(G)勝敗
(W-L)
防御率(ERA)投球回(IP)奪三振(SO)WHIP
2025年60-01.5012.0131.00
通算9238-192.97493.26211.08

復帰後は、リハビリの一環として短いイニングでの登板からスタート。登板を重ねるごとに投球回数を徐々に伸ばしており、7月に入ってからは3回を無失点に抑え4つの三振を奪うなど、試合勘を取り戻しつつあることを印象付けました。

2025年7月28日時点での防御率は1.50と素晴らしい数字を記録しており、随所で投手としての能力の高さを改めて証明しています。

山本由伸(ロサンゼルス・ドジャース)

現在は、MLBのロサンゼルス・ドジャースに所属しています。日本プロ野球(NPB)で3年連続の投手四冠、3年連続の沢村賞という歴史的快挙を成し遂げ、2024年からメジャーリーグの舞台で活躍しています。投手としては史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(当時のレートで約463億円)という大型契約でロサンゼルス・ドジャースに入団。チームメイトとなった大谷翔平と共に大きな注目を集めました。

年度登板数(G)勝敗
(W-L)
防御率(ERA)投球回(IP)奪三振(SO)WHIP
2025年208-72.55109.11241.05
通算3815-92.75199.12291.08

メジャー2年目となる2025年シーズンは、開幕から先発ローテーションの柱として活躍。課題とされた立ち上がりの不安定さも改善され、安定した投球を続けています。

2025年7月28日時点で防御率2.55を記録しており、これはナショナルリーグ全体でも4位にランクインする好成績です。すでに7勝を挙げるなど、チームの勝利に大きく貢献しており、サイ・ヤング賞候補の一人としても名前が挙がり始めています。

今永昇太(シカゴ・カブス)

現在は、MLBのシカゴ・カブスに所属しています。「投げる哲学者」の異名を持ち、その卓越した投球術と探究心で、メジャーリーグでも屈指の左腕として高い評価を得ています。2023年オフ、ポスティングシステムを利用してシカゴ・カブスと契約。最大5年8000万ドル(約118億円)にもなる可能性がある変則的な契約は、球団の大きな期待の表れでした。

年度登板数(G)勝敗
(W-L)
防御率(ERA)投球回(IP)奪三振(SO)WHIP
2025年147-43.1278.0551.04
通算4322-72.97251.12291.03

シーズン前半は安定した投球で勝ち星を重ね、エース級の働きを見せていました。7月19日の登板では7回無失点の快投で7勝目を挙げるなど、好調を維持していました。

好不調の波も見られますが、シーズンを通しては依然として3点台前半の優秀な防御率を記録しており、チームにとって不可欠な戦力であることに変わりありません。

ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)

日本プロ野球界の絶対的エースとして君臨した後、メジャーリーグでも長年にわたりトップクラスで活躍を続ける、球界を代表するレジェンドの一人です。2023年にはパドレスと6年総額1億800万ドル(約142億円)の大型契約を延長。42歳になる2028年シーズンまで、メジャーの第一線で投げ続けることが期待されています。

年度登板数(G)勝敗
(W-L)
防御率(ERA)投球回(IP)奪三振(SO)WHIP
2025年40-39.1816.2111.80
通算286110-913.631722.220181.14

今シーズンは右肘の炎症により開幕を負傷者リストで迎え、7月上旬にようやく復帰を果たしました。

復帰後はまだ本来の調子を取り戻せておらず、苦しい投球が続いています。しかし、百戦錬磨のベテランである彼が、シーズン後半に向けてどのように状態を上げてくるかに注目が集まっています。

菊池雄星(ロサンゼルス・エンゼルス)

菊池雄星は、2024年シーズン終了後にトロント・ブルージェイズからFAとなり、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍。今シーズン(2025年)からチームの先発ローテーションの柱として活躍しています。

年度登板数(G)勝敗
(W-L)
防御率(ERA)投球回(IP)奪三振(SO)WHIP
2025年224-73.23122.21271.40
通算18845-544.39932.19641.35

移籍1年目となる今シーズンは、チームからの大きな期待を背負い、自身初となるMLBでの開幕投手という大役を任されました。

シーズンを通して安定した投球を続けており、防御率3点台前半を維持。持ち前の奪三振能力も健在で、チームの投手陣を牽引するエースとして活躍しています。

千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)

千賀投手は2010年、ドラフト本指名ではない「育成ドラフト」4位で福岡ソフトバンクホークスに入団しました。厳しい環境から這い上がり、2年目に支配下選手登録を勝ち取ると、そこから日本を代表する投手へと急成長。NPBでは最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の投手三冠や、ノーヒットノーラン達成など、輝かしい実績を残しました。育成出身選手がメジャーリーガーになったのは史上初の快挙です。

年度登板数(G)勝敗
(W-L)
防御率(ERA)投球回(IP)奪三振(SO)WHIP
2025年167-32.0085.2821.21
通算4620-102.66257.12931.20

メジャー3年目の今シーズンは、メッツのエースとして開幕からローテーションを支えています。

防御率は1点台前半と、ナショナルリーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)争いの筆頭候補と目される圧巻の成績を残しています。シーズン途中に右ハムストリングの負傷で約1ヶ月の離脱がありましたが、復帰後もその投球は健在です。

松井裕樹(サンディエゴ・パドレス)

日本プロ野球界で「絶対的守護神」として一時代を築き、2024年からメジャーリーグの舞台で活躍するリリーフ投手です。2023年オフに海外FA権を行使し、ダルビッシュ有投手が所属するサンディエゴ・パドレスと5年総額2800万ドル(約40億円)で契約。メジャーリーグへの挑戦をスタートさせました。

年度登板数(G)勝敗
(W-L)
防御率(ERA)投球回(IP)奪三振(SO)WHIP
2025年412-14.8938.2411.45
通算1056-34.17101.11101.27

メジャー2年目となる今シーズンは、パドレスのブルペンに欠かせない重要な存在としてフル回転しています。

主に僅差の試合や、勝ちパターンの継投の一角を担っています。シーズン中盤にやや調子を落とす場面もありましたが、多くの試合に登板し、タフさを見せています。今シーズンはクローザーのロベルト・スアレス投手につなぐセットアッパーの一人として、チームの勝利に貢献することが期待されています。

菅野智之(ボルチモア・オリオールズ)

長年にわたり読売ジャイアンツの絶対的エースとして君臨し、数々のタイトルを獲得。2024年オフにFA権を行使し、2025年シーズンからメジャーリーグに挑戦している、日本球界を代表する投手の一人です。2024年オフに海外FA権を行使し、ボルティモア・オリオールズへ移籍。メジャー1年目となる今シーズンは、ベテランながら先発ローテーションの一角として奮闘しています。

年度登板数(G)勝敗(W-L)防御率(ERA)投球回(IP)奪三振(SO)WHIP
2025年208-54.38109.0711.33
通算208-54.38109.0711.33

全盛期のような150km/hを超える速球で押すスタイルから、近年は老獪な投球術で打者を打ち取るスタイルへと進化しています。チームは地区5位と苦戦していますが、菅野投手は安定した投球で先発陣を支えています。

小笠原慎之介(ワシントン・ナショナルズ)

高校野球のスター選手として中日ドラゴンズに入団後、チームの左のエースとして長年活躍。2024年オフにポスティングシステムを利用し、2025年シーズンからメジャーリーグに挑戦している投手です。2024年オフ、長年の夢であったメジャーリーグ挑戦を表明。ワシントン・ナショナルズと2年350万ドルのメジャー契約を結び、新天地でのスタートを切りました。

年度登板数(G)勝敗(W-L)防御率(ERA)投球回(IP)奪三振(SO)WHIP
2025年20-19.456.241.80
通算20-19.456.241.80

今シーズンからメジャーリーグに挑戦していますが、オープン戦で結果を残せず、開幕はマイナー(3A)で迎えることになりました。その後、7月に待望のメジャー初昇格を果たし2試合に先発しましたが、0勝1敗、防御率9.45と結果を残せず、デビュー2戦目の登板後に再びマイナーへ降格。現在は3Aロチェスターでメジャー再昇格を目指して登板を続けており、持ち前のタフさを武器に厳しい環境で奮闘しています。

佐々木朗希(ロサンゼルス・ドジャース)

「令和の怪物」こと、佐々木朗希は、160km/hを優に超える剛速球と、世界最高峰と評されるフォークボールを武器に、日本プロ野球史に残る伝説的な記録を打ち立てた、世代を代表するピッチャーです。2024年オフ、ポスティングシステムを利用してロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約。大きな期待を背負い、メジャーリーグでのキャリアをスタートさせました。

年度登板数(G)勝敗(W-L)防御率(ERA)投球回(IP)奪三振(SO)WHIP
2025年81-14.7234.1241.49
通算81-14.7234.1241.49

今シーズンは開幕からメジャーの先発ローテーション入りを果たし、8試合に登板。5月上旬に初勝利を挙げましたが、その後、右肩の違和感(インピンジメント症候群)で負傷者リスト入りとなりました。6月には60日間のリストに移行して長期離脱しており、現在はブルペン投球を再開するなどリハビリを進めています。

前田健太(シカゴ・カブス)

2025年シーズンは、彼にとってメジャーリーグ挑戦10年目となる、キャリアの正念場ともいえる厳しいシーズンとなっています。今シーズンはデトロイト・タイガースとの2年契約の2年目としてスタートしましたが、開幕から中継ぎとして結果を残せず、5月上旬にタイガースから事実上の戦力外(DFA)となり、その後自由契約となりました。メジャー在籍10年での満額年金資格取得への強い意志もあり、現役続行の道を探った前田投手は、5月16日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結びました。

年度登板数(G)勝敗
(W-L)
防御率(ERA)投球回(IP)奪三振(SO)WHIP
2025年70-07.888.081.88
通算22668-564.20986.210551.17

シーズン当初はマイナーでも苦しい投球が続きましたが、徐々に状態を上げており、直近の7月24日の登板では6回を1安打無失点に抑える快投で3勝目を挙げるなど、メジャー再昇格へ向けて懸命なアピールを続けています。

野手編

大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)

2024年に打者に専念し、リーグを席巻した大谷翔平選手は、投手としても復帰した今シーズン(2025年)、打者としてさらに進化した姿を見せつけています。リーグMVPの最有力候補として名前が挙がるなど、歴史的なシーズンを送っています。

年度打数(AB)打率(AVG)本塁打(HR)打点(RBI)盗塁(SB)OPS
2025年407.275387113.998
通算3526.281263638158.952

今シーズンの大谷翔平選手は、打者として歴史的な成績を残しており、ナショナル・リーグMVPの最有力候補と目されています。

2位の選手に2本差をつけ、ナショナル・リーグの本塁打ランキングでトップに立っています。7月27日の試合では、今季10本目となる先頭打者ホームランを放つなど、その勢いはとどまるところを知りません。

打者の総合的な貢献度を示すOPSもリーグトップの数値を記録しており、打席での圧倒的な支配力を示しています。

これらの傑出した打撃成績を、投手としてマウンドに上がりながら記録している点は、まさに前代未聞です。

鈴木誠也(シカゴ・カブス)

NPB(日本プロ野球)時代、広島東洋カープの主砲として数々のタイトルを獲得し、2022年からメジャーリーグで活躍。今シーズンはキャリア最高のシーズンを送り、リーグを代表する強打者としての地位を確立しています。

年度打数(AB)打率(AVG)本塁打(HR)打点(RBI)盗塁(SB)OPS
2025年402.25126813.831
通算1826.2728127434.826

メジャー4年目となる今シーズン、鈴木選手はカブス打線の中軸として大車輪の活躍を見せ、打点王争いの筆頭に躍り出ています。シーズンを通して勝負強い打撃を続け、81打点はナショナル・リーグトップクラスの数字です。得点圏での集中力は驚異的で、チームの得点源として絶大な信頼を得ています。

自己最多を大幅に更新するペースで本塁打を量産。OPSも.800を超えており、パワーヒッターとして完全に開花したシーズンと言えます。

オールスターゲームには選出されなかったものの、その打撃成績はオールスター級であり、多くのメディアがその活躍を称賛しています。

吉田正尚(ボストン・レッドソックス)

オリックス時代、小柄な体格ながらフルスイングから広角に長短打を打ち分けるスタイルで活躍。2度の首位打者、最高出塁率のタイトルを獲得するなど、リーグ最高の「安打製造機」としてその名を馳せました。2021年の東京オリンピックや2023年のWBCでは、侍ジャパンの主軸として日本の世界一に大きく貢献しました。

2022年オフ、ポスティングシステムを利用してボストン・レッドソックスと5年総額9000万ドル(約123億円)で契約しました。

年度打数(AB)打率(AVG)本塁打(HR)打点(RBI)盗塁(SB)OPS
2025年37.216011.534
通算952.2832512911.767

メジャー3年目となる今シーズン、吉田選手は厳しい立場で奮闘を続けています。

シーズン開幕から右肩の怪我に悩まされ、長期の離脱を余儀なくされました。7月になってようやくメジャーに復帰しましたが、出場機会は限られており、主に指名打者(DH)や代打での起用となっています。

まとめ

2025年も、日本人選手たちはMLBの舞台で堂々と活躍しています。今後も若手のポスティングやベテランの活躍など、日本人選手の動向から目が離せません。

日本人選手の評価は年々高まっており、今後もさらなる飛躍が期待されます。最新情報をこのブログで随時追っていきますので、ぜひ引き続きご覧ください!

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